BHELPについて
超急性期の対応を知りたい!でも、災害が起きて、かなり時間が経っているな。
自分がどのフェーズの時に、支援に行くのか考えてみよう。
急性期だけど、避難所とかでなにができるかとか?
それならBHELPとかどうかな?
BHELP???
BHELPは、災害発生から緊急避難場所、避難所までのことを詳しく教えてくれるよ。
すごい楽しそうな研修ですね!行ってきます!
BHELP標準コースは、日本災害学会が運営しています。
最近では、コロナの関係もあり、BHELP標準コースwebコースがあります。
webコースですが、講師の方も充実しており、たくさん考えさせてもらえる研修となってます。
コースの対象:被災地域内で発直後から支援者となりうる医療・保健・福祉に関連する専門職及び防災業務従事行政員(医師、看護師、薬剤師、臨床工学技師など)
目的:発災直後から避難所での活動を効果的・効率的に実践。災害対応における知識、共通の言語と原則を理解し、被災者の生命と健康の維持、災害発生直後からの被災地内での災害対応能力向上に資する。
災害発生(地震、津波、土砂崩れなど)→緊急避難場所(一時的な学校、公園、広場など)→避難所(指定避難所の学校体育館や福祉避難所)の時間軸に分けて、教えてくれます。
CSCATTTという言葉を聞いたことありますか?
Command&Control | 指揮統合・調整 考える、手に入れる、実行する、支払う |
Safety | 安全確保・二次災害防止 ①自分、現場、生存者 |
Communication | 情報 収集する情報は、優先される情報。発信伝達の手段、確保。 |
Assessment | 評価 収集した情報を整理し、活動方針や活動計画を立案する。それを繰り返す。 |
Triage | トリアージ トリアージタグなどを使用して、重症患者かどうかふるいわける。 |
Treatment | 治療 気道確保や圧迫止血など |
Transport | 搬送 適切な患者を、適切な時間で、適切な場所へ |
CSCATTTというのは、よく聞く言葉で、現場でも共通言語という認識があります。
CSCAHHHという言葉をBHELPでは教えてもらいました。
Healthcare triage | ヘルスケアトリアージ 避難所での生活を継続できるかを判断する 医療機関や福祉避難所に移る必要がありそうかなど検討 |
Helping Hand | 手を差し伸べる 情報収集、直接的なケア、ケア提供者負担軽減、環境整備、資源確保、適切につなぐ準備 |
Handover | つなぐ 避難所内で獲得可能な資源をつなぎ、医療機関や福祉避難所につなぐ |
CSCAHHHの考えのもと、避難所に来た方々や避難者にいる方々の事例を踏まえて話し合うことで理解が深まります。
そのほかにも、住民の健康維持に配慮した避難所の設営と運営、要配慮者への体制整備の必要など、まだまだ紹介したいですが、ボリューム多くなるので、ここまでにしておきます。
受講されたい方は、こちら(日本災害医学会のHP)から