災害に強い病院とは?
自分の病院が災害に強いのか、新しく勤める病院は災害対策はどうなのか、今回はそのあたりの見るポイント3点伝えます。
災害が起きた時、大丈夫なのか心配ですもんね。ぜひ、教えてください!
まず、1点目は、病院の周りをみるとわかることがあるよ。耐震は問題ないのか、免震構造なのかどうか。
耐震構造:地震の力に対して、構造体の力で耐える技術。
制振構造:地震動をエネルギーとして捉え、建物自体に組み込んだエネルギー吸収機構により地震が入力しても抑制する技術。
免振構造:地盤との絶縁などにより、地震力を受けないようにする。
(引用:ウィキペディア 詳しくはこちら)
基本は耐震構造で、震度6程度の1回の地震では倒れないようになっている。でも、周りの壁や天井を見てください。ひび割れや構造物自体が傾きがあれば、次の大地震に再度耐えれるのかは未知数です。
また、免震構造になっていれば、病院と周りの地面全周が溝で隔離されているのが分かるよ。
制振や免振の構造が追加されてるのか、病院に確認ですね!
2点目は、ハザードマップを見よう。津波や液状化などのリスクがあるかもしれないよ。
ハザードマップで、液状化の地域になってました!どうしましょう!?
液状化というのは、地盤がぐらぐらになって、道路が割れたり、マンホールが浮き出たり、倒壊のリスクや、交通が不便になるよね。それを知ってるだけでも対策はとれるはず。病院は対策を打ち出していると思うので確認しましょう。
3点目だけど、BCPって知っている?
BCPってなんですか?英語好きですね、、、
BCPって、事業継続計画ってやつだよね。緊急事態の時の決まり事みたいな・・・なんだっけ?
BCP(事業継続計画):企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。
(引用:厚生労働省 詳しくはこちら)
BCPがしっかりしていても、それを職員と共有できているかが大事です。初期対応→緊急対応→復旧対応までの流れを自分たちも把握しましょう。
BCP大事ですね。了解しました。3点確認していきまーす!
行動はやいなー(災害に強い病院は、災害に対して考えているスタッフが多いことも大切だな・・・)